古書川柳 作品紹介(2)
2012年 02月 06日
古本屋 昭和の香り ママの春 <あまた>
教科書は古本屋でリサイクル <たかさま>
古本屋美人娘が店の番 <たかさま>
ひもじさに 負けたであろう 古書を読む <温故知新>
あの頃の ボクを見つけた 古本屋 <温故知新>
古本を ネットで探す 味気なさ <温故知新>
古本に 引かれた線に 共感し <温故知新>
年季あり 心こもった 本を読む <冨松 実>
古本に 父のへそくり 俺の物 <伊那のザザムシ>
古本の 宝の地図で 一財産 <伊那のザザムシ>
戻りたい 子供時代に 大人買い <PON5>
昭和への タイムマシーンに 目移りし <PON5>
ススけたと 放置した本 桁外れ <PON5>
古本を 震撼させた 新刊書 <はるやす>
この本と 経歴似てる 古女房 <はるやす>
黄ばんでる ページに若き 恋の染み <はるやす>
古書に棲むいにしえの彩垣間見る <あーさまま>
父に似た古書の匂いが懐かしい <あーさまま>
古書並べ有識人と悦に入る <あーさまま>
by RAKUSAI-TENSAN | 2012-02-06 10:39